リモートワークだからこそ「ちょっといいですか?」で相談しよう

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デザイナー 山崎 勝椰

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コロナ前はおそらくどの企業でもオフィス内で「ちょっといいですか?」という相談が当たり前のように行われていたのではないだろうか。(それが相手の時間を奪うとしてあまり良しとされていなかった部分もあったと思うが)

自分も前職では「ちょっといいですか?」と声をかけられることが多く、しばしば作業の手がとまるため悩みの種でもあったのだが、コロナ禍でベイジに入社してフルリモートになり、テキストコミュニケーションが主体となったいま、口頭で気軽に相談ができる環境がどれだけ大事なのかを感じている。

口頭で相談することで得られるメリットは大きく3点ある。

1.テキストよりも細かいフィードバックが得られる

基本的にリモートワークだとコミュニケーションの主体はテキストになるため、記録として残るという面ではメリットがあるのだが、文章が変ではないか?相手を傷つけるような言い方になっていないか?など気を付けることも多く、全てを伝えることが難しいと感じている。

一方、口頭であれば細かいニュアンスだったり、少し気になったことなども簡単に伝えやすいため、テキストコミュニケーションよりも細かいフィードバックや反応をもらうことができる。

2.ツールの扱い方など効率の良いやり方を知ることができる

オフラインだと画面を直接見ながらやり取りすることで、先輩からツールの使い方について指摘やアドバイスをもらうことができたと思うが、リモートワークでテキストコミュニケーションとなるとこのやりとりができない。

ベイジではリモートワークの社員同士で口頭によるコミュニケーションを取る時は「Discord」や「Google Meet」など画面共有ができるツールでやり取りをするため、どのように操作しているのか見ることができる。

そのため、自分が効率の悪いやり方をしているときは効率の良いショートカットや操作方法を教えてもらうことができるし、他の人が操作しているの様子を見ることで新たな発見があったりする。

3.社員同士の関係性構築に寄与する

テキストによるコミュニケーションだと冷たく見えたり怒っているように見えることがある。本人はそんなつもりもないことは百も承知なのだが、受け手からすると文章だけしか情報を汲み取れないため、厳しいフィードバックのときほど結構グサっとくることが多い。

ただ、口頭によるコミュニケーションだと表情や声色だったり汲み取れる情報が多い分、同じような内容でもテキストと口頭では感じ取るニュアンスが大きく変わる。

例えば、ちょっと怖いと感じる人でも直接話してフィードバックをもらうと怖いという印象はまったくなく、むしろ真摯に接してくれる良い人だなとポジティブに感じることがほとんどであったりする。

ほかにも口頭だとちょっとした雑談などもできるため、お互いに人となりが知れたりする。

そのため、ちょっと怖いかも?と思う人ほど直接話してみたり、逆に怖いと思われているだろうなと感じる人は自ら積極的に話しかけることをおすすめしたい。

以上が私が口頭によるコミュニケーションで感じるメリットである。

もちろん何でもかんでもすぐに「ちょっといいですか?」と相談することを推奨するわけではないし、テキストコミュニケーションにも口頭にはないメリットがたくさんある。

ただ、リモートワークが主体になっているならば、テキストコミュニケーションばかりではなく口頭によるコミュニケーションもうまく取り入れるとより働きやすい環境になるのではないだろうか。

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