Googleアナリティクスから考える、適切にツールを使うこととは?

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コンサルタント 大舘 仁志

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ベイジに入社する以前はGoogleアナリティクスを使うといっても、特にセグメントで条件設定もせずに、デフォルトでナビゲーション並ぶにディメンションを見る程度であり、本当に言葉通り見るだけであった。

ベイジに入社してからは日常的にログ解析を行っている。現在は目的の調査を効率的に行うため、また顧客への報告の際に余計な指標が表示されないカスタムレポートを作成して、余計な操作と不要な情報をカットして使うようになっている。同時にディメンションの理解が深まってくると、どのようなセグメントが作れるのかパッとイメージできるようになっていく。しかしながら、日常的に使用しているディメンションは搭載されているものの一部であり、限定的な使い方をしていると言える。本来はもっとさまざまな使い方ができるはずだ。

一方でGoogleアナリティクスはあくまでツールである。分析にあたってのユーザー行動の仮設設定、それに伴うKPI設計を適切に行えなければいくら使いこなせるようになっても機械的なオペレーションしかできるようにならない。さらに言えば、調査結果から考察し、有益なwebサイト改善のアイディアを出す。そこではじめてログ解析の価値が生まれるだろう。

とはいえ、いくらもっともらしい仮設設計ができてもツールを適切に使いこなすことができなければ、その検証もできないのである。まずはどのようなディメンションがあり、それを組み合わせることで何ができるかを頭に叩き込んでからこそだ。そのためには既定のプロジェクトで機械的に調査するのではなく、ユーザー行動、サイト状況を踏まえて、最適なやり方を常に検討していく必要がある。そして、サイト改善の有益なアイディアを出すためのログ解析、その目的をブレらさずに対応していこうと思う。

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