お願いされやすい人を目指して

先日UXライティングのセミナーに参加した際、講師の方が「コピーライターは接客業」とおっしゃっていた。

コピーライターは基本的に仕事を頼まれて成り立つ職業なので、講師の方も本来の仕事であるプロジェクトのコピーから企画書の文章チェックまで、お願いされやすい人になることを心がけていたらしい。

「お願いされやすさ」に関しては、自分の性格的にもチームで働くために必要な要素だと感じている。

しかし振り返ってみると、たまたまそこにいたとか、なんか暇そうにしてたとか、そういう偶然のきっかけを利用して「お願いされやすさ」に繋げていたような気がする。こういった「お願いされやすさ」は、全員が同じ場所に集まって活動している状況ではうまくいく。

でも今のベイジのように、リモートワークと出社を選択できる働き方では、また違う「お願いされやすさ」が必要なんだろうなと思う。

個人的にはリモートワークの働き方が気に入ってはいるものの、自分の作業しか見えないので良くも悪くもノイズがなく、偶然が起こりにくくなっているとも感じている。

偶然が起こらないから、お願いする側では、ちょっとした業務を人に手伝ってもらうきっかけが生まれにくい。お願いされる側としても、待っているだけでは偶然は起こらないと分かっていつつ、社内に自分が手伝える仕事があるタイミングなのか分からないのでは動きにくい。

こうして、お願いすること/されることのハードルが高くなっているような気がする。

お願いされるためには、オフィスで一緒に働いている時のような「手が空いてますよ」感をリモートの環境でも出せたらいいのかもしれない。

しかし、ただスケジュールの余白を見えるようにすることが偶然を生むのではないと思う。何の説明もつけず空白の時間を可視化するだけでは、相手は「作業が長引いたとき用のバッファかなぁ」などと解釈して、空白=お願いできるタイムとはまず考えない。

なので、手が空いてるなら「手が空いています!手伝えます!」と素直にアピールすることも大事なのではないだろうか。

お願いされやすい人というと、なんとなく受け身なイメージがあるが、これからはそういうアグレッシブなお願いされやすい人を目指したい。