親知らずを抜かれながら、こまめな報連相の大切さを思い知った

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マーケター 古閑 絢子

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左側の親知らずを上下一気に抜いた。

横向きに生えていたので歯茎をえぐられ、現在二か所とも糸で縫われている。下の歯は口の中で三分割されて出てきた。

「人の口の中で人の歯を割るなよ」と思いはしたものの、お土産として渡された歯はとても綺麗な断面をしていたので全部どうでもよくなった。

もはやオペとも呼べる抜歯を乗り越え、「これは絶対にたべる牧場ミルクの牛みたい頬が腫れるぞ!」と楽しみにしていたが、いまのところ外見の変化は全く見られない。もちろん、見た目では分からないだけで普通に痛みはある。撮れ高がない術後(読み:ダウンタイム)を過ごすことになり、とても悔しい。

上下抜いてもらってる間、私は先生の手袋についた自分の血とかを見つめて大人しくしていたのだが、今思い返してみると、先生は人の歯を抜きながらもこまめに相談と報告をしてくれてすごかった。

自分はもちろん、血みどろの口の中とか不味そうで見たくないし、見ようにも見れない状況だったのだが、先生はことあるごとに経過を報告してくれていて、それがとても分かりやすかった。

血が出てるとか、骨が見えてるとか、そういう生々しい情報は抜いて、今どんなかんじなのか、大丈夫そうなのか、調子はどうなのかを端的に伝え、やばくなった時はこれから行う処置を理由も付けて説明してくれた。口の中で歯を三分割された時も、不安とシュールな笑いを感じたものの、納得はしていた。

こまめな報告・連絡・相談と、どうしようもなくなった時は説明しつつ長年の経験で培われたベストな手段に移行する実行力。

今思うと、私の先生はかなり仕事ができる人なんじゃないかと思う。

私は仕事をしていて何かあったとき、相談や報告のタイミングを見計いすぎるタイプだ。相手の作業を邪魔しないように、うざったく思われないようにと、連絡頻度も抑えがち。それで結局ギリギリになって、一気にバタバタと相手に伝えてしまう。

しかし、歯医者でホウレンソウされる側になってみて、こまめな連絡は意外と邪魔にならないし、むしろありがたいと感じると気づいた。

ことにテキストコミュニケーション中心のリモートワークなら、相手が都合いい時に見てもらえばいいわけだし、適度な報告で作業のログを残せるというメリットもあるのかもしれない。

自分も先生を見習って、もうちょっとこまめな報告・連絡・相談を心がけたい。

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