アプリUI 仕事の進め方
3-1. ペルソナ作成
誰のためのウェブアプリケーションを開発するのかをプロジェクト関係者と認識を合わせ、次工程以降もプロジェクトに共通した目線合わせのツールとして活用します。
ペルソナの対象を選定
ペルソナとはサービスやアプリケーションのユーザー像の典型例をモデル化したもので、一般消費者向けサービスのマーケティングで活用されることが多いです。モデル化されるペルソナに対して、そのユーザーの生活スタイルや性格などのパーソナリティを詳細に定義します。ベイジではBtoBウェブアプリケーション向けに特化した独自の項目で、「働く人」としてのユーザー像をモデル化します。
まずはどのような属性のユーザーをペルソナとして定義するかを決めます。メインの利用デバイス、利用環境、リテラシー、アプリケーションの経験値、問題が大きい機能のメイン利用者か否かなどの属性を細分化して決めます。
前述のユーザー関係図から、代表となる属性をペルソナとして選定します。ユーザーリサーチの結果を受けてユーザー関係図を更新する必要が生じたときは、このタイミングで最新化します。ペルソナの属性は多く作りすぎても運用されないケースがほとんどです。基本は1種類、多くても2種類の定義にとどめるようにします。
ペルソナ作成
ベイジでは、BtoBウェブアプリケーションのユーザーフロー改善に特化したペルソナのテンプレートを準備しています。アプリケーション利用歴・利用頻度、役割のローテーション、ITリテラシー、環境・風土の特徴、抱える課題、ユーザーの価値観など大まかな項目は決まっており、その中身はプロジェクトごとに定義します。