アプリUI 仕事の進め方
6-1. 開発準備
開発ブリーフィング
設計フェーズ以前の内容を元に、エンジニア向けの社内ブリーフィングを行います。プロジェクト概要、システム要件、開発体制、ワイヤーフレームの設計情報をエンジニアに共有し、進め方やクライアントに追加で確認すべき前提事項を確認します。
UIライブラリ調査
ワイヤーフレームの設計情報から、必要に応じてUIライブラリを使用する箇所を確認します。例えば、ダッシュボードのデータビジュアライゼーション、ドラッグ&ドロップUI、カレンダー、地図、データテーブルなど、独自に実装するより開発効率やメンテナンス性が高いUIコンポーネントについては、UIライブラリの活用を検討します。これにより、開発スピードの向上やバグの減少、保守作業の簡素化を図ります。
コーディングガイドラインの作成
プロジェクトの要件に合わせて、HTML、CSS、JavaScriptの記述方法、ライブラリ利用ルールなどをガイドライン化します。クライアント側からの要望があれば反映しますが、特に指定がない場合、ベイジで保有している標準ガイドラインをそのまま用います。エンジニアが担当します。
開発成果物管理方法検討
実装進捗・課題管理については、基本的にbacklogを使いますが、クライアントの環境で利用が難しい場合は、スプレッドシートやエクセルファイルを利用するなど管理方法を柔軟に検討します。この段階で納品物と納品方法などについても改めてクライアントと確認します。
UIの仕様詳細化
設計/デザインで検討した仕様に対して、実装観点で詳細化します。ここで定義した内容をもとに、コンポ―ネントごとの単体テストにて仕様を満たすかどうかを確認できるようにします。
開発環境準備
モックアップを配置する開発サーバの初期設定や、ファイルのバージョン管理に使用するGitの準備を行います。開発環境の情報は【サーバ情報シート】にまとめて、プロジェクトメンバーに共有します。場合によっては、クライアントの開発環境やGitに招待いただき共同開発をすることもあります。