アプリUI 仕事の進め方
4-6. UXライティング
ライターが設計画面のラベルや説明文章の分かりやすさをチェックし、必要に応じて修正します。
ワイヤーフレームを制作した時点で、画面に表示するラベルや説明文章はおおよそ出揃います。このタイミングでライターが、ラベルや説明文章の分かりやすさに関する品質をチェックします。
利用者の立場で、操作手順が理解しやすいか、操作のモチベーションが保たれるかなど複数の観点でライティングを見直します。以下はチェック項目の例です。
- 冗長な表現は使わず簡潔な文章・ラベルになっているか
- 全画面で一貫性のある表現になっているか
- 文脈が分かる表現になっているか
- 抽象的で解釈がどうとでもとれる表現がないか
- 操作説明文には、その目的を明記しているか
- ユーザー視点の能動態で表現されいるか
- ユーザーの利用デバイスに合わせた説明文になっているか
- システム目線の言葉を使っていないか
- 二重否定の表現はないか
- 数字はアラビア数字を使っているか
- 不要な句読点がないか
- ボタンのラベルは動詞または体言止めで統一されているか
- 日付の表現は必要に応じて「今日/昨日/明日」などで表現しているか
- 「データが存在しないこと」と「空白」の表示を明確に分けているか
- データがない場合(エンプティーステート)のラベル・説明は検討しているか
- エラー文言はユーザーのせいにせず、次のアクションが分かるようになっているか
見た目のデザインが施された画面を見たほうが効率的にチェックできることもあるため、UXライティングのタイミングは必要に応じて変更します。