会社紹介

枌谷 力

Tsutomu Sogitani / 代表取締役

ベイジ代表。大阪出身。1997年にNTTデータ入社。2001年にウェブデザイナーに転職。2007年にフリーランスとして独立した後、2010年に株式会社ベイジ設立。2021年にクラスメソッド株式会社のCDO(Chief Design Officer)にも就任。20年以上東京在住だったが、2022年4月から福岡に移住。

会社設立まで

新卒で入社したNTTデータでは企画営業の仕事を行っていましたが、入社2年目の頃から、「自分の会社が作りたい」と思うようになりました。そしてどうせ会社を作るなら、その時自分が一番関心があった「デザイン」の会社が良いと思うようになりました。

ただし、まったくの未経験でデザインの会社を立ち上げるのはさすがに難しいと考え、会社に行きながら通えるキャリアスクールに2年間通い、デザインの基礎を勉強し、デザイナーになることを目指しました。そんなこんなで、28歳の時に、10名前後の広告会社に、未経験デザイナーとして転職しました。

デザイナーとなって最初の1年目は、雑誌広告や紙の会社案内など、いわゆるグラフィックも行っていましたが、2年目からウェブデザインにシフト。当時はFlashが全盛で、広告賞を取るようなデザイナーを目指していました。世界中のデザインポータルを毎日閲覧し、自分自身でもデザインポータルを運営していました。(あまり有名なデザインポータルではありませんでしたが)

ただ、ウェブデザインの仕事を追求する中で、表面的なビジュアルを作っているだけでは、お客さまがウェブサイトやデザインに求めることを提供できないと思うようになりました。そうして、デザイナーになって2年目の頃から、マーケティングやブランディングをテーマにしたビジネス書を読むようになりました。当時は分業化がされていなかったので、こうして身に付けたマーケティングやブランディングの知識をウェブサイトの企画書に反映し、そこから情報設計し、ビジュアルを作り、コーディングをする、という一連の経験を積んでいきました。

2社の制作会社を経験したのち、2007年10月にフリーランスのウェブデザイナー兼ウェブディレクターとして独立。2010月1月に現在のベイジを設立しました。

スキル

現在は、経営業務を中心に、マーケティング、セールス、採用、広報、コンテンツ、SNSと幅広い分野に関わっていますが、核となっている職能は今でもデザイナーだと考えています。そのため今でも名刺には、デザイナーという肩書を併記しています。

デザイナーとしては、原研哉さんや佐藤可士和さんのように、ビジュアル的に刺激的なだけでなく、ビジネスに大きな影響を与えているアートディレクターやデザイナーになりたいと思っていました。そのマイルストーンとして、広告賞などを沢山取ることを目標にしていましたが、いずれも達成できおらず、その意味では、デザイナーになった当初の夢には挫折しているといえます。しかしながら、40代を過ぎ、経営、マーケティング、セールス、組織づくり、人事、コンテンツ、SNSなどと複雑に絡み合うようになって、デザイナーとしてやってきたことが日の目を見てきた実感があります。

また、私は「マーケター」として紹介されることもありますが、これは少し気恥ずかしい気がしています。まず私は、ベイジという会社のマーケターでは確かにありますが、支援してるクライアント企業のマーケターではありません。あくまでマーケティング支援者であります。またベイジという会社が、必ずしも世の中で大きく成功している企業にはまだ入らない現状で、マーケターと名乗るのが、少々気恥ずかしくあります。事業を大きくするだけではありませんが、世の中に大きな影響を与えてこそマーケターだと思うからですね。今はまだ「マーケティング従事者」というのが正確なのだと思っています。

40代を過ぎて、意外と評価されることが多いのが、ライティングやコンテンツ作りのスキルです。長い文章を書くという行為は、小学生の作文くらいで、ほとんどしたことがありません。本も読書家と言われる人ほどには読んでおらず、ビジネス書を読み始めたのも30歳くらいからでした。

当然ながら、プロのライターや物書きをする人には遠く及びませんが、ビジネスパーソンとしては武器にできるくらいの言葉を言語化力を身に付けられたのは、自分でもあまり意識せず身に付けた、偶然の産物かもしれません。あえて言えば、子供のことから「ああ言えばこう言う」とよく言われていたので、理屈っぽい性格が、大人になって言語化能力として表面化してきただけかもしれません。また、経営や組織づくりにおいても、もっとも重要なのは「言葉」だと思い、言葉の力を信じて仕事をしているところはあります。

Twitterのフォロワーが8万人もいることから、枌谷=Twitterという印象をお持ちの方もいるでしょう。Twitterのアカウントは日本上陸直後の2009年に解説しています。しかし当時はmixiがメインで、その後Facebookに主戦場を移したため、しばらくは放置の状態でした。本格的に力を入れ始めたのは2017年ごろからになります。

よく「戦略的にTwitterを使っている」と評価いただくことがありますが、実はそんなに戦略的な意図があって、Twitterを始めたわけではありません。日々のツイートに関しては、思いついたことを垂れ流していただけ、というのが正確です。ただし、ある時から「これは自分に向いてるぞ」と感じるようになり、少し意図的に戦略化していきました。

とはいえ、最近はツイートを熱心に研ぎ澄ますようなこともなく、また以前の「垂れ流しスタイル」に戻っています。何事も長く続けてこそと思ってる私は、無理をしないのが一番だと思っています。Twitterも、もしそこから何かを得たいのであれば、まず大前提として、無理をしない、自然体で使う、というのが一番長続きして、一番得られる果実が大きいのかな、と思っています。

私の経営者としての能力、これは果たしていかほどのものでしょうか。世の中を見渡すまでもなく、Twitterキッカケで仲良くしていただいている経営者の方を見ても、冷静に考えれば私が対等にお付き合いするのは気兼ねするようなスゴいと思う人ばかりで、正直なところ、経営者としてはあまり自信がない自分もいます。資本提携先のクラスメソッドの横田さんとお話ししてても、「いや本当にこの人はすごいな」と、まるで観客のように見てしまう時もあります。

一方で、「こんな自分でもここまでやってこれた」みたいな、楽天的に評価している一面もあります。経営者として、自分のことをポジティブにもネガティブにも受け取っている、というのが正確な表現なのですが、ただ、社員のことを考えると、自信がないとか、自分はすごくないとか、そういった自分の価値を落とす発言をしすぎない方がいいと思っています。

社員は、人生の一部をベイジという会社に預けています。そのトップである私が「経営者として自分がない」とか「他の経営者に比べれば自分はダメだ」などと自虐的な発言を繰り返すのは、彼らの人生に対して不誠実であると思うためです。自信がない自分を押し殺してポジティブな面を押し出すのも、経営者の仕事であるだろう、と。(綺麗に上辺だけを取り繕って見せるという意味ではなくですね)

自分の中ではそんな自信満々でなかったとしても、メディアに出るとき、SNSでふるまうときなどは、堂々としている。常に前向きにいる。それが経営者の最低限の責務ではないかと思ったりしています。また私が尊敬したり刺激を受けたりしている経営者の方も、謙虚な一言はあれど、自分を貶めすようなことを言わない方がほとんどです。私も経営者としてそうありたいと思っています。

性格

ベイジはウェブ制作の会社なのに、ウェブ制作系のイベントより、マーケティングやコンテンツのイベントにお声がけいただくことが多いです。登壇は100以上を経験する中で、人前で話すことにもすっかり慣れてしまいましたが、元々はかなりの人見知りで、初対面の人と話すのが非常に苦手でした。新卒で最初に配属された企画営業でも、お客さまへのプレゼンは、手元の資料の文字を読むだけが、やっとでした。

そんな私の元来の性格が、今のベイジの組織風土に、間接的に影響を与えているように思います。皆控え目で、初対面では大人しい印象を持ちますが、慣れてくるとよくしゃべる。面白いことや冗談が好きで、よく笑う。でも他人には踏み込みすぎず、一定の距離を保って、節度を持った付き合い方をする。これはベイジの組織の特徴でもあり、私の性格の特徴でもあります。

生活

また、結婚してからはずっと猫と暮らしています。今は白と茶のチンチラと生活しています。妻のインスタグラムが猫アカウントで、フォロワーが10万人ほどいることから、その影響を受けて、私のインスタグラムのフォロワーも1.3万人ほどいます。

また冒頭にあるように、2022年4月から福岡に移住しました。元々は大阪生まれですが、親の転勤で10歳の時に埼玉県越谷市に移り住む、社会人になった23歳からは東京都内を転々として暮らしていました。福岡は妻の実家がある場所で、実は20年前に結婚した時から「福岡に住みたい」と思っていました。仕事や起業などもあって、福岡に住むのはとっくに諦めていたのですが、コロナでリモートワークが可能になり、20年越しで念願かなっての、福岡移住という感じです。

福岡に来てからは、とにかくドライブにはまっています。20歳の頃に免許を取って以来、4~5回しか運転をしたことがない正真正銘のペーパードライバーでしたが、福岡移住と共に、初めて車のある生活を楽しんでいます。週末ドライブながら、半年間で8500kmを走破したとお伝えすれば、どのくらい車に乗っているかというのが、伝わるでしょうか。

ドライブは福岡、佐賀、大分、熊本、長崎、山口など、日帰りドライブがほとんどです。美味しいものを食べて、温泉に入り、絶景を見るのが、週末の新しい楽しみとなりました。美味しいお店巡りはかなりしてて、福岡に移住して半年で100店舗に訪れました。

東京には月に2回ほど、1回で大抵3日間います。なので平日の営業日でいえば、月の3分の1は東京にいるような計算です。東京の方も引き続き、仲良くしていただけると嬉しいです。また福岡のお越しの際には、是非お気軽に声をおかけください。

福岡に土地も買いましたが、永住するとは決めていません。東京も大好きなので、もしも東京に戻りたくなったら、それでもいいかな、と思っています。また、ベイジを引退した後は、日本であれば、京都や北海道、海外であればパリやマレーシアにも一度住んでみたいような気もします。そんなに余裕がある老後が待ってるか分かりませんが(笑)、ささやかな将来の楽しみであります。

趣味

趣味は元々多い方ではありませんでした。19歳のことに音楽に出会い、そこから音楽はずっと好きで聞いています。演奏は一切しない、今のところDJもしない、完全にリスナー型の音楽ファンです。ピーク時は年間50本以上のライブに行き、CDを3500枚以上保有していました。商業誌で稀に紹介される音楽サイトを運営していたこともありました。

音楽を聴くだけではなく、情報としても楽しむタイプでしたが、サブスク時代になり、情報として楽しむ機会がかなり減ったように思います。最近はもっぱら、車の中で音楽を聴くことの方が多いです。

好きなアーティストは時代によってコロコロと変わってきましたが、2022年時点で好きなアーティストベスト5といえば、①Bring Me The Horizon、②The 1975、③CHVRCHES、④Roosevelt、⑤The Weekndという感じです。最近よく聞くのは、シンセポップ、フォーク、ダンス、オルタナティブロックという感じです。元々はメタルやハードロック、パンク、ハードコアが好きでしたが、最近のはあまり聞かなくなってしまいました。

学生時代は、スポーツやアウトドアには関心を持たず、ゲームや漫画、映画などを好むサブカル好きな少年でした。大人になってから、特にデザイナーに転職してからはそうしたサブカル好きな面がどんどん薄れていったのですが、最近は、Kindleで漫画を読んだり、動画配信でアニメを観たりなど、昔の自分を取り戻す活動を少しずつしています。

漫画は有名なのばかり読んでいますが、『ベルセルク』、『GANTZ』、『シドニアの騎士』、『不滅のあなたへ』、『鋼の錬金術師』、『ゴールデンカムイ』、『チ。』、『鬼滅の刃』など。

アニメだと、ガンダムとエヴァの洗礼を受けている世代です。ただ、生活スタイル的に、長尺の映像コンテンツは見たいのは色々あれど、遅々として進まない感はあります。ドラマは一時期、韓国の時代劇にはまっていました。特に好きなのが『王になった男』と『恋慕』。映画は、昔はミニシアター系の難解でバッドエンドな映画ばかり見てた時期もあったのですが、大人になるほど単純で爽快な映画ばかり観るようになってきました。ちなみに解説記事が人生最大でバズった『ボヘミアン・ラプソディ』は、劇場で7回見ました。

映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観た人に読んでほしいクイーンの話

取り留めなくなってきたので、この辺で。引き続き、TwitterやFacebookなどで気軽にお声がけください。

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