ウェブ制作 仕事の進め方

8-3. マニュアル作成

執筆 酒井 琢郎
エンジニア
読了時間の目安
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WordPressやMovable TypeなどのCMSを導入したサイトで、お客さまが運用される場合は、必要な更新手順を記載した【運用マニュアル】を納品します。

運用マニュアルでは、CMSの管理画面から更新できる箇所、できない箇所を明確にします。特にお客さまが編集する可能性が高いページ(メインとなるページや、スタッフ紹介ページなど)は、更新しやすいように管理画面をカスタマイズしているため、更新の手順も細かく記載します。なるべくわかりやすく、担当者の交代や運用メンバーの増員にも対応できるマニュアルを目指して作成します。

マニュアルの項目は、大まかに以下のようになります。

  • 管理画面にログインする(ログインURL、ログイン方法、ユーザー情報などの記載)
  • 管理画面の基本的な操作について(管理画面から更新できるデータ、ダッシュボードの見方、固定ページと投稿ページの一覧)
  • 各画面の編集方法(各画面の更新方法を記載)

サイトによっては、ページ数が100ページ近くになることもありますが、同じ操作方法の画面は統合して説明する、説明するページの順序を統一するなど、ページ数を減らせるように工夫しています。

また、マニュアル作成者の負担軽減も注力しています。

例えば、ログイン方法や基本的な操作方法はどのプロジェクトでもある程度共通しているため、フォーマットを用意しています。その他のページに関しても、マニュアルの作成方法をドキュメント化することで、社内のエンジニアであれば誰でも迷わずマニュアルを作成できるよう整備しています。

マニュアルの納品後、その内容をもとにCMSの操作説明会を実施します。その場で追記事項が発生した場合、説明会の後に修正したマニュアルを改めて納品します。

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