ウェブ制作 仕事の進め方
7-1. テスト公開MTG
テスト公開ミーティングでは、公開までのプロセス、積み残し課題、お客さま側の残務や課題、お客さまへの要求事項、公開までに発生するリスク、スケジュール変更の可能性と判断基準など、テスト公開から公開までにやるべきことや注意事項のすべてを洗い出し、お客さまやプロジェクトチームに共有します。
この段階まで来ると、お客さま社内の意思決定者への報告・確認が行われることも多いため、最新状況や今後の進め方を担当者さまとしっかりと共有し、お客さま社内で混乱が起きないように配慮します。
テスト公開前ミーティングでは、事前に「テスト公開ミーティングアジェンダ」という資料をベイジが作成し、それを打ち合わせの場で読み上げながら進めます。
テスト公開前に確認するのは大きく4点です。
- 公開までのスケジュール
- 確認事項の共有
- これまでの個別の依頼事項が反映されているか
- 留意事項の共有
それぞれ解説します。
1. 公開までのスケジュール
テスト公開の主目的は、テスト環境にアップロードしたウェブサイトの内容に問題がないかをお客さまに確認いただくことです。ここでは、いつまでに確認して欲しいのか、最終チェックはいつになるのかといったスケジュールや、その中で生じるリスクについてもお伝えします。
2. 確認事項の共有
テスト環境では主にレイアウトや、文章に誤りはないか、問い合わせフォームは正しく機能しているかなどの点をお客さまにご確認いただきます。制作する中でも都度合意を取りながら進めているものの、実際に本番環境に近い状態で見たときに違和感が出てくることも少なくありません。
なお下記のような項目は、テスト公開時には未対応です。
- ブラウザチェック
- 複数ブラウザでの確認、修正
- TITLE、descriptionの反映
- 全体的なリンク切れチェック
- 画面レイアウトの崩れ
- Google Analyticsやその他設置タグの反映確認
3. これまでの個別の依頼事項が反映されているか
テスト公開前までの制作フェーズにおいて、お客さまからコンテンツや仕様などについて要望をいただくこともあります。それらの内容を問題なく反映できているかという点を、ダブルチェックの意味も込めてご確認いただきます。
4. 留意事項の共有
ここでは、今後スケジュール上発生しうるリスクや公開後にエラーを発見した場合の対応などについて説明をし、お客さまとの目線合わせを実施します。
ベイジでは無事に公開を迎えるために、テスト公開やテスト公開前ミーティングを実施するようにしています。公開が円滑に進むように可能な限りの準備を行いますが、それでもなにかしらのエラーで公開が延期するケースも存在します。そういった状況でも焦らずに、対処方法を事前にテスト公開前ミーティングで共有しておくことで、その後公開に向けた建設的な話し合いができるような体制をとっています。