ウェブ制作 仕事の進め方

2. 戦略

執筆 枌谷 力
代表取締役
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ウェブサイトはいきなり制作に着手するのではなく、まずは誰のために何を目的にウェブサイトを作るかといった基本要件を整理する必要があります。

そうしないと、せっかく作ったウェブサイトがビジネスに貢献しなかったり、議論や検討の軸がなくプロジェクトが迷走してしまったりするリスクが高まるためです。

このウェブサイトの基本要件を「ウェブ戦略」、ウェブ戦略を整理するフェーズを「戦略フェーズ」と私たちは呼んでいます。

本来は、ウェブサイトの発注を決める前にお客さま側でウェブ戦略が定まっているべきです。しかし実態として、ウェブサイトの発注を決める時点で、ウェブ戦略およびそれに影響を与えるマーケティング戦略や採用戦略、あるいは事業戦略や経営戦略との関係性が明確に定義されていることは稀です。

そのため私たちがお客さまに代わり、ウェブサイトに必要なポイントを中心にマーケティング戦略や採用戦略の基本要件を整理し、そこからウェブサイトの戦略を立案していきます。これが新しいウェブサイトのゴールとなり、プロジェクトが迷走した時にそもそも論に戻れる旗印になります。

戦略フェーズは、お客さまのビジネスをインプットする場にもなります。調査や議論をしながらじっくり時間をかけてお客さまの背景を理解するからこそ、ビジネス視点に立った御用聞きではない提案が、設計以降も可能になります。戦略フェーズがなくなれば、私たちがお客さまを理解する機会もなくなり、お客さまの言いなりにウェブサイトを作ることしかできなくなるでしょう。

戦略フェーズは、大きくは調査、ワークショップ、戦略整理に分かれます。それぞれ具体的には、以下のようなメニューが用意されています。

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