ペルソナ

適切なペルソナ設定が
ユーザ視点の企画や設計を実現します。

ターゲットの心理や行動をより具体的にイメージするために、ペルソナはよく用いられる手法です。しかし、ペルソナの難しさは、ペルソナを導入することではなく、「ペルソナをどう設定するか」という点に集約されています。マーケティング戦略やWebに関係しない過剰な精緻化は、生産性を著しく落とすことがあります。また、固定しない方が良い要素を詳細に設定し、顧客化の可能性を狭めてしまう可能性があります。私たちはこのようなペルソナの特性や難しさを考慮したうえで、以下の3種類のペルソナを使い分けています。

ペルソナ

一般的にペルソナと呼ばれているもので、架空の人物を緻密に設定していく手法です。ターゲットが明確に絞り込まれている、特定ユーザに対するコンテンツや機能改善を目指すことが決まっている、といった場合には、ペルソナが適しています。架空の人物とはいえ、それぞれの詳細項目は、調査やデータに基づいたものでなければいけません。ペルソナでありがちな失敗の一つは、都合よく想定したペルソナを設定してしまうことです。データの裏付けがない主観的なペルソナは、主観に基づいた戦略、主観に基づいたWebサイトに繋がります。また、設定の不適切さも、ペルソナからの企画がブレてしまう一因となります。デモグラフィックによるセグメンテーションが適切でない商材なのに、デモグラフィックで設定されたペルソナを基準にしていては、真のニーズを捉えた戦略には結びつきにくくなるでしょう。

ペルソナ・マトリクス

ペルソナの難しさの一つは、精緻化のバランスにあります。詳細に設定したはいいがコンテンツや機能のプランに繋がらない、細かい設定に惑わされて検討ポイントがずれてしまう、といったことが起こりえます。さらに、ターゲットが多岐に渡る場合には、調査や検討が複雑になって焦点が絞りにくくなったり、ペルソナ作りに必要以上の時間をかけてしまったり、本当に重要なターゲットの「面」を見逃してしまったりする懸念があります。

ターゲットを精緻に描き込むことが必ずしも得策でないと判断された場合には、私たちは最重要な2軸を用いてマトリクス化し、ターゲットを面で捉える「ペルソナ・マトリクス」を作成することがあります。

ターゲットの種類は4~16パターンほどに分割されます。また、コンテンツや機能に影響しない詳細要素は設定しないため、効率よく複数のユーザを定義することができます。戦略的に大掛かりな方向転換を行う、今までの資産を捨てて一新するような大規模リニューアルを行うなど、ダイナミックな変化を求める場合には、このような面で捉えたペルソナが有効になります。ただし、個別のユーザを深く理解することには向いていないため、必要に応じてスタンダードなペルソナを併用し、検討します。

コーポレート・ペルソナ

「人」ではなく「会社」単位で作成されるペルソナです。BtoBビジネスにおいては会社の特性や承認プロセスなどがマーケティング戦略に影響を与えることも多く、このような場合には担当者や意思決定権者といった「個」のペルソナのみならず、「会社」のペルソナを設定する必要が出てきます。ここで大事なのは、業界や規模などの属性情報だけでなく、意思決定のプロセスや、意思決定の価値基準など、顧客化や営業効率に影響を与える要素を具体的に定義していくことです。その定義がなければ、多くのデモグラフィックによるターゲティング同様、形骸化したコーポレート・ペルソナに陥ってしまうでしょう。

ペルソナの目的はペルソナを作ることではなく、正しい戦略を見極めること、そして有効かつ実現性のある具体的なアイデアを導き出すことです。このようなペルソナを用いる本来の目的を見定めたうえで、手法に固執せず、時間や予算、実行スピードという現実的な制約も加味しながら、最適なペルソナを提案しています。また、調査・分析やUXデザインだけの仕事も請け負っています。遠慮なくご相談ください。

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ペルソナ

ターゲットを具体化したペルソナを活用すれば、有効なコンテンツやアイデアを生み出すことが可能になります。Web戦略へのフィードバックを目的としたペルソナ作成も日常的に行っています。

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