的確なターゲット分析こそが、
成果を生み出すWebサイトへの第一歩です。
かのフィリップ・コトラーは、STP(S:セグメンテーション、T:ターゲティング、P:ポジショニング)こそがマーケティングの基本であると説きました。このような原則をきちんと守っている企業であれば、製品やサービスを開発するにあたり、ターゲット分析を行わないことはないでしょう。
Webサイトは大きなマーケティング戦略の中に組み込またコミュニケーション手段の一つであり、それ故にWebサイトの検討を始める時点で適切なターゲットセグメンテーション(ターゲットの分類と絞り込み)やターゲティング(ターゲットの選定)は完了しているはずです。
しかし、時間が経ち適切なターゲットセグメンテーションやターゲティングでなくなった、Webサイトというメディア特性を考慮するとさらなる詳細な分析が必要である、などといった場合には、私たちがWeb戦略立案の一環としてターゲット分析を行うことがあります。
ターゲット分析を行う場合には、ヒアリングや提供資料、市場調査などでターゲットに関するデータを収集したのち、最初に以下のような観点からターゲットセグメンテーションを行います。
デモグラフィックやサイコグラフィックは、ネット以前にマスメディアが強かった時代によく使われた切り口ですが、ネット社会の消費者の実態を掴みにくいとよく言われます。性別や年代の違いなく情報が行き渡る時代になったことで、近年のセグメンテーションで特に重視されるのはニーズ・ウォンツです。とはいえ、商材特性や戦略によっては、デモグラフィックやサイコグラフィックによるセグメンテーションが効果的なケースもあります。単にトレンドだからという理由ではなく、目的に応じて、柔軟に切り口を使い分けていきます。
上記のようなマーケティング視点の基本的なターゲット分析を行った上でさらに、Webサイト用のセグメンテーションを行っていきます。Webサイトの目的によって切り口は様々ですが、特に以下のような点は多くの場合によって重視されます。
基本的なターゲット分析で終わらせず、Webサイトに絞り込んだターゲット分析を行う理由は、ビジネス上のターゲット構成と、Webサイトのターゲット構成はイコールにはならないこともあるためです。
例えばBtoB企業では、9割を既存顧客、残り1割が新規顧客という売上構成比であることは珍しくありません。そうなると、ビジネス上のメインターゲットは既存顧客ということになります。しかし、既存顧客はWebを使う機会が少ない顧客特性がある場合、既存顧客ではなく、新規顧客獲得にフォーカスした方が良いことがあります。こういった場合、Webサイトを検討するには、ビジネス上はメインターゲットとしない新規顧客を分析し、新規顧客に最適化したコンテンツの企画や設計を行う必要が出てきます。
私たちのターゲット分析は、最終的にはWebサイトのコンテンツや設計、あるいはデザインにブレイクダウンすることを前提としたものです。マーケティング戦略がしっかりと立てられている企業からも、ベイジのターゲット分析は高い評価をいただきます。ターゲット分析でお悩みの企業は、Web制作と合わせて、ベイジにご相談ください。
適切なコンテンツや設計、デザインを作るには、的確なターゲティングが求められます。STPなどのマーケティングセオリーを元に、様々な手法やツールを駆使して、ターゲットの人のニーズを掴みます。
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